2017年2月25日土曜日

国際女性デー記念シンポジウム

<あらためて、「女性の貧困」を問う―沸騰する巨大格差―>

Repenser « Femmes et pauvreté » : l’explosion des inégalités sociales




2017年3月18日(土)13時〜18時 


日仏会館ホール

主催 日仏女性研究学会
共催 公益財団法人日仏会館・日仏会館フランス事務所
入場無料 / 使用言語:日本語・フランス語(第2部&第3部 同時通訳付)

参加お申込み






<プログラム>
総合司会   木村信子(日仏女性研究学会代表、明治大学)

13:00    開会の辞 坂井セシル(日仏会館フランス事務所所長)
       趣旨説明 木村信子
第1部    司会 吉川佳英子(京都造形芸術大学)
13:10    日本における女性の貧困―統計から何が読みとれるか
       草野いづみ(帝京大学)
13:40    母と子の貧困の実態と課題―10代母親の調査研究から―
       上田美香(東洋大学人間科学総合研究所)
14:10    <境界>に生きる-フランスの移民・難民女性の排除と同胞コミュニティ
       鈴木美奈子(一橋大学)
14:40    質疑
14:55    休憩

第2部    司会 佐藤朋子(日仏女性研究学会事務局代表、関東学院大学)
15:05    フランスにおける女性の貧困―統計から何が読みとれるか
       ロラン・プフェフェルコルン(ストラスブール大学)
15:35     ・貧困の原因としての差別―女性差別撤廃条約が目指す女性の経済的エンパワメント
         ・国連女性差別撤廃委員会によるフランス審査(2016.7)報告
       林 陽子(弁護士・国連女性差別撤廃委員会前委員長)
16:15    質疑
16:30    休憩
 
第3部    司会 棚沢直子(東洋大学人間科学総合研究所)
16:40    ラウンドテーブル:
       「女性の貧困をどう支援し、解消できるか」
17:40    質疑
18:00    閉会の辞 木村信子
       
*終了後レセプションをホールホワイエで開催します。(会費1000円)

2016年12月8日木曜日

第47回「女性作家を読む会」:ルイ=ソロ・マルチネ-ル講演会

第47回「女性作家を読む会」

ルイ=ソロ・マルチネ-ル講演会
 「シモーヌ・シュヴァルツ=バルト『奇跡のテリュメに雨と風』
    あるいはアンティル諸島の女性先駆者の出現」

日時:2016年12月17日(土) 14時~16時半
場所:跡見学園女子大学 文京キャンパス(地下鉄丸の内線・「茗荷谷」徒歩2分)
   1号館3階 小会議室

 シモーヌ・シュヴァルツ=バルトは、人類の起源をアフリカに辿る“ブラック・イブ”説を検証し膨大な資料に基づく4巻の歴史図鑑を監修した歴史家であり、様々な小説のほか、ゴンクール賞受賞作家の夫と共作を著すなど活発な創作活動を続けている女性作家である。最近作には三日間で書き下ろしたオリジナルの詩「プルクワ」があり、自らこの詩の朗読も手がけている。
 フランコフォン文学の傑作のひとつとされる『奇跡のテリュメに雨と風』は、カリブ海アンティル諸島の島、グアドループを舞台にした四代にわたる女系一族の物語であり、厳しい現実にもめげず気高い心と「二つの心臓をもつ」果敢さを胸に豊かなカリブ海の大自然に生きる女たちの物語である。アンティル諸島出 身のルイ=ソロ・マルチネ-ル氏は、フランス語で書かれた「名前なき女王」の伝説の物語『奇跡のテリュメに雨と風』の底に流れるアフリカ音楽のリズムや響き、また演劇的パフォーマンスといったアクセソワール(舞台装置)を通して浮かび上がる、クレオールの女性たちの歴史、隠された政治性と詩情、女性神話およびその伝承性についてお話し下さいます。

14時~16時   講演
16時~16時半  質疑応答

使用言語  :フランス語・日本語(逐次訳)
参加無料  :どなたでもご参加できます。
主催    :日仏女性研究学会:「女性作家を読む会」「関西女性作家を読む会」

講演者:ルイ=ソロ・マルチネール氏
早稲田大学、中央大学、東大などで教鞭を執っておられ、マルティニクやクレオールの女性文学に 明るく、ラフカディオ・ハーンの研究でも知られています。博士課程の学生さんのための仏文学の授業も担当しておられます。

コーディネーター・司会
西尾治子(跡見学園女子大学・日仏女性研究学会「女性作家を読む会」)

2016年10月19日水曜日

日仏女性研究学会会員交流セミナーのお知らせ

日仏女性研究学会会員交流セミナー

日時:2016年11月19日(土) 14:00~16:30

場所:東京恵比寿・日仏会館 509号室

ボーヴォワール著『第二の性』から読み解く他者論
                            ――誰かを他者にする女たち――

司会:吉川佳英子(京都造形芸術大学)
                    
1.  シモーヌ・ド・ボーヴォワールの「他者」と『第二の性』
木村信子(明治大学)


2.『格付けしあう女たち―「女子カースト」の実態』(白河桃子著、2013)を読む
   ――セミナー参加者たちとの交流――               
ナビゲーター:長谷川有紀(日仏女性研究学会会員)
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シモーヌ・ド・ボーヴォワール(1908~1986)は、『第二の性』のなかで、女性と男性
の違いは、階級(クラス)の違いではなく、カーストの違いである、と言っています。
労働者階級が、資本家階級になることはありますが、女に生まれた以上、(一般的には)男にならないのと同様、あるカーストの身分に生まれたら、他のカーストの身分にはなれないからです。

女性内格差が広がり、「他者になるものとならないものに分けられている」いまの状況
を「女子カースト」の実態として分析した書、『格付けしあう女たち』は、『第二の性』とどう響き合うのか。
このセミナーをとおして、「周りにまどわされずに強く生きるためのヒント」を皆さまと一緒に考え、活発な意見交流をしたいと思います。

(参加費:500円) 会員でない方もどうぞご参加ください。

2016年9月14日水曜日

第46回「女性作家を読む会」のお知らせ

下記の通り、第46回「女性作家を読む会」を次の通り開催いたします。

土曜日の朝早くからの時間帯で恐縮です。どなたでもご参加頂けます。
ご関心がおありの方は、配付資料など準備の都合上、下記メールアドレスのコーディネーター(西尾)までお知らせ下さい。お手数をお掛けしますが、どうぞよろしくお願いいたします。

coquelicot_hj2004/yahoo.co.jp  (「/」を@にご変換下さい)

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日時 2016年9月24日(土)10:00 -12:00


場所  跡見学園女子大学 文京キャンパス 1号館3階 小会議室


司会 :吉川佳英子(京都造型芸術大学)

10:00-11:00  岡部杏子(早稲田大学)

「ポスト・ロマン主義の女性詩人たち ルイザ・シフェール(1845-1877)を中心に」

 ルイザ・シフェール(Louisa Siefert, 1845-1877)は、19世紀半ばのリヨンに生まれ、32歳で早逝した女性詩人である。彼女の名は、日本ではまだほとんど知られておらず、欧米でも先行研究は数少ない。しかし、ルイザは、詩集『失われた光』(1868)で鮮烈なデビューを果たし、 『第二次現代高踏詩集』(1869-1871)に4篇、『第三次現代高踏詩集』(1876)に6篇を寄稿するなど、19世紀後半に活躍した希有な女性詩人のひとりである。このように、彼女が活動したのは、比較的女性詩人に寛容であったロマン主義の時代に比して、ミゾジニーの傾向が強いと見なされる時期である。にもかかわらず、なぜルイザは多くの読者を獲得し、時代の本流を築いた男性詩人からも受け入れられたのだろうか。
 この問いに答えるために、本発表では、まず、ルイザ・シフェールの生涯と作品を概観する。次に、『失われた光』を主な対象とし、ルイザの詩の独自性を検証する。最後に、『第二次現代高踏詩集』、『第三次現代高踏詩集』に掲載された詩を取り上げ、同詩集に掲載された他の女性詩人の詩と比較しつつ、ルイザの詩の受容の一端を明らかにする。


11:00-12:00  西尾治子(跡見学園女子大学)

「ジョルジュ・サンド(1804ー1876)はダーウィンを否定したか? 『祝杯』にみる科学とジェンダー」

 18世紀の比較解剖学の発達により女性特有の身体器官が発見されると、古代ギリシャ以来、長く信じられてきたアリストテレスに代表される「ワンセックス・モデル論」は「ツーセックス・モデル論」へと変容し科学分野におけるジェンダー観は女性蔑視の傾向を強めていった。19世紀に入ると学問分野で大きな刷新が起こる。「自然哲学者」という総合的な呼称が消え「科学者」という新造語が誕生、哲学者と科学者が袂を分かつのである。以降、科学が隆盛を極めるようになり、哲学派は科学万能主義派を強く批判した。こうして、科学か哲学か、物質主義的マテリアリスムスか唯心論的イデアリスムスかの二項対立する思想潮流がフランスの知識人界を席巻することになる。
 本発表では、押し花や蝶の採集にも情熱を傾けたジョルジュ・サンドと自然科学との結びつきを概観したあと同時代の博物学者ジョフロワ・サンチレールおよびダーウィンの『種の起源』とサンドの科学思想との関連性を明らかにする。次いで、魂か科学かの問いに解を示していると思われる中編小説『祝杯』を取り上げ、科学、哲学およびジェンダーの視点からテクストの読みの可能性を探る。ジョルジュ・サンドの多くの作品は、女性が決して男性に劣る「ツーセックス・モデル」でも「第二の性」でもなく、往々にして男性より優れた知性と人間性を有している場合があることを、多様な文学的戦略を駆使し徹底して提示し続ける。病に倒れ死を間近にした伴侶アレクサンドル・マンソーに捧げた『祝杯』の「読み」を通し、二項対立の「出口なし」の世界で人類の未来を見据えた第三の道を示唆する、果敢な女性作家ジョルジュ・サンド像を再考したい。

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2016年8月11日木曜日

日仏会館 人文社会セミナーのお知らせ

日仏会館 人文社会系セミナー

「男性支配はまだいたるところに存在する」

『第二の性』の著者、シモーヌ・ド・ボーヴォワール没後
30周年とフランソワーズ・エリチエのMasculin/Féminin
日本語訳刊行を記念して

ポスターはこちらから


日時:2016年10月15日(土)14h00-16h30

場所:日仏会館5階 501号室, 定員50名(日本語、入場無料)




主催  公益財団法人 日仏会館

後援  立教大学文学部文学科フランス文学専修

         日仏女性研究学会



男女平等がある程度進展し、女性の社会進出が歓迎されているように見える現代にあっても、男性支配はいまだ普遍的である。このセミナーでは、その具体的な事例をあげつらうのではなく、何故そうなのかを問い、その根源を探ることにより、可能な解決策について議論する。なお、F・エリチエは(1933~)、C・レヴィ=ストロースの後継者としてコレージュ・ド・フランスの教授に就任した構造主義の人類学者であるが、日本での本格的な紹介は本書(第Ⅰ巻『差異の思考』・第Ⅱ巻『序列を解体する』、明石書店)が最初である。

報告者:

井上たか子(獨協大学名誉教授)

男女の序列はどのようにして生じたのかについて、ボーヴォワールとエリチエの考えに見られる共通点と相違点を紹介する。

石田久仁子(翻訳家)

身体の自己決定が女性解放の核心に位置づけられるのはなぜか。「妊娠能力の男性による概念的剥奪」というエリチエの主張をてがかりに、日仏の女性の現状を考えたい。

横山安由美(立教大学文学部教授)

エリチエによれば男性支配は普遍的な現象である。人類学的観点から、男性支配の具体例とその構築プロセスを各地の慣行や神話から説明する。



*参加者把握のため、事前予約にご協力くださると幸いです。

連絡先:公益財団法人日仏会館 

2016年6月26日日曜日

第10回 会員研究発表会

日仏女性研究学会 第10回 会員研究発表会

2016年7月16日(土)13:35~16:25
東京・日仏会館501号室


*各発表30分+質疑応答10分ずつ

司会 西尾治子
タイムキーパー 棚沢直子
受付 長谷川有紀


第1発表者:押田千明(本会運営委員)

 「黒人の友の会」初代会長コンドルセとオランプ・ドゥ・グージュ
   ―黒人奴隷制度をめぐって―

第2発表者:中村彩(東京大学大学院博士課程)
             
 ボーヴォワールの文学論再考

  ―休憩(5分)―

第3発表者:佐藤朋子(関東学院大学非常勤講師)

 成熟の思想
  ―マリア・トローク『女性における"ペニス羨望"の意味』(1964年)のセクシュアリティ論―


3つの発表への自由討論(司会:棚沢直子・木村信子)40分

全体のまとめ   (研究発表会担当 棚沢直子)5分

会員以外の方の参加も大いに歓迎いたします。

参加費(資料代)500円

担当運営委員 押田千明 棚沢直子

cdfjf.info@gmail.com

2016年6月19日日曜日

第45回女性作家を読む会

日時  : 7月2日(土) 11:00-12:00


場所  : 跡見女子大学文京キャンパス(東京メトロ丸の内線茗荷谷駅)

       2号館 3階 2308室 会場が変更になっています。

講 演

湯原かの子氏(評伝作家・上智大学講師)
「 ポール・クローデルをめぐる二人の女性:姉カミーユと愛人ロジィ」

20世紀フランス文学を代表するカトリック作家ポール・クローデルは、駐日フランス大使を務めた外交官でもあった。一方、姉のカミーユはロダンの弟子だった女性彫刻家、ロジィはポーランド女性で美貌の人妻である。この二人の女性が、クローデルの文学世界と女性観の形成にどのような霊感を与えたかを考察したい。

お手数ですが参加ご希望の方は西尾までご連絡下さいますよう、よろしくお願いいたします。

コーディネーター
西尾治子
coquelicot_hj2004&yahoo.co.jp (&の部分は、@に変換して下さい)