2014年7月17日木曜日

第32回「女性作家を読む」研究会

 
日時:7月19日(土)3pmー5pm
場所:跡見学園女子大学文京キャンパス 1号館二階小会議室
   地下鉄丸ノ内線茗荷谷駅徒歩2分
   http://www.atomi.ac.jp/univ/about/campus/access.html


発表:岡部杏子(早稲田大学)
題目:「マルスリーヌ・デボルド=ヴァルモール研究
− 1830年代の状況詩を中心に −」


Félix Nadar (1828-1910)
ナダールによるポートレート


発表要旨:
 本発表の目的は、19世紀前半から中葉のフランスで活動した女性詩人マルスリーヌ=デボルド=ヴァルモール(1756-1859)の生涯と作品を概観し、その特徴を明らかにすることである。発表の構成は以下のとおりである。まず、デボルド=ヴァルモールの生涯および執筆活動を簡潔に紹介する。次に、古典的な先行研究に基づいて、恋愛・母性愛といった女性らしい主題の歌い手という、デボルド=ヴァルモールに付与される典型的なイメージを確認する。そして最後に、最新の研究動向を踏まえつつ、デボルド=ヴァルモールの韻文詩を読解・分析する。それによって、これまでの典型的な詩人像とは異なる側面、すなわち社会に参与する女性文学者という新たな側面を提示したい。
  
会場への行き方:
跡見女子大の文京キャンパスは、茗荷谷駅の改札口を出て左手方向にあります。
改札口を出たすぐ真ん前にスーパーのような大きな建物がありますが、その建物に
沿って左手に進んでいった奥にあります。文京キャンパスは警備が厳しく、入り口
でお名前など記載させられます。ご面倒をおかけしまして申し訳ございません。
奥まったところにある一号館の二階の小会議室です
(エレベーターもあります)。

西尾治子
coquelicot_hj2004 @ yahoo.co.jp

関連サイト マルスリーヌ=デボルド=ヴァルモール協会http://www.desbordes-valmore.net/